子どもはいろんなものを怖がります。災害時にパニックにならないよう普段の生活で少しずつ慣らしておきましょう。
子どもが怖がるもの
子どもが怖がるものとしてよく知られているものには、次のようなものがあります。
- 暗闇・お化け
- クモなどの昆虫
- 注射
これらの怖いものの中で、比較的簡単に体験できるのが暗闇ではないでしょうか。
災害によって停電が発生すると、夜間はランタンなどが照明器具になるため、普段の生活とはかけ離れた暗さの中で生活を送ることになります。
明るい部屋で暮らすことに慣れている子どもの中には、自宅であれ避難所であれ恐怖感を覚える子が少なくないようです。
暗い照明を体験させる
暗い照明の中での生活を体験するのに適しているのは、キャンプ場ではないでしょうか。
災害を仮定したキャンプ生活を体験してみることで、不便さと暗さに対して慣れさせることができます。
一家族だけでのキャンプでも十分ですが、自治会や子供会などが主催してグループでキャンプをしてみるのはどうでしょうか。
他の子どもたちと食事の支度をしたりゲームをすることで、照明が暗くても怖さを感じにくくさせることができるはずです。
キャンプは道具を揃えるのが大変だという家庭では、年に一晩だけでもランタンだけの生活をしてみるのはどうでしょう。
子どもを暗さに慣れさせることにも役立ちますし、災害時の問題点や課題が見つかることもあるでしょう。
暗い=怖いを作らない
夜更かしをしている子どもに、「早く寝ないとお化けが出るよ」と話しかけるご家庭もあるでしょう。
あるいは怪談話などをするのも、暗い=怖いの感情を作ってしまうことになります。
大人がこれ位と思うような怖い話であっても、子どもの性格によってはいつまでも記憶に残ってしまい、暗さを怖がるようになってしまいます。
小さい子どもには、暗闇=怖いの連鎖を作らないように気をつけたいですね。