光は遠方まで届くので、救助信号を送るのに適しています。
世界的に知られているSOSは、誰でも知っている信号だといえるでしょう。音声の無線が発明されていなかった時代には、いわゆるトン・ツーのモールス信号が船舶などで使われていました。
船舶に取り付けられているサーチライトをカシャカシャと点滅させているのを、映画などで見たことがあるのではないでしょうか。
SOSのモールス信号は、・・・ - - - ・・・になります。
昼間であれば懐中電灯の光は見つかりにくいので、晴天であれば太陽光を反射させてSOSを発信します。
反射板に使えるものは、鏡、ケースが銀色のスマホ、CD、ステンレスなど、女性であればコンパクトを持っていることも多いでしょうから、これでも十分に知らせることができます。
反射板を顔の前に持ち、手を伸ばして人差し指の爪を対象物に向けます。角度を調節して爪が光れば、光が相手に届いていることになります。
相手がいつも自分の方を向いているとは限らないので、相手から何らかの応答があるまで根気よく続けましょう。
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夜間であれば懐中電灯で救助を求めます。遠くの人に自分の場所を知らせるには、ライトを真上に向けSOSの点滅で知らせます。実際に雪山で遭難した人がライトを上に向けて点灯させたことで、短時間に救助隊に知らせることができた実績があります。
夜間に捜索している人がいれば、相手もライトを照らして監視または移動していますから、探すのは比較的容易だといえます。
しかし電池式の懐中電灯では、電池の消耗に気をつける必要があります。
光ではありませんが、人の声が遠方から聞こえてきたら笛を使って自分の位置を知らせることもできます。
正式なモールス信号でなくても規則的な信号は人の存在を知らせる証しですから、相手に知らせる手段とタイミングを知っていれば、生存できる可能性が高くなります。