脱出経路が遮断され避難ができず早急な救助も期待できないときは、こちらの状況を文字でパイロットに伝えることができます。
パイロットは救助信号を知っている
消防やマスコミのヘリコプターが上空から状況を確認しているのを、テレビで見たことがあると思います。
学校のグラウンドや広場に文字を書くか、目立つ建物の屋上などに廃材を使って文字を書くことでパイロットに状況を知らせることができます。
国際民間機共通のシグナル
次に紹介するのは、国際民間機共通のシグナルです。すべてのパイロットが、文字や記号の意味を知っています。
V :救助を要請
F :食料が必要
LL:全員無事
| :医者が必要
||:医薬品が必要
: :ラジオが必要
K :安全な避難方向を知りたい
Y :はい
N :いいえ
→ :こちらの方向に移動する
× :移動不能
シグナルの使用例
・救助を要請し食料が必要:V F
・救助を要請しケガ人がいるので医者が必要:V |
まとめ
すべてを暗記してとっさのときに思い出すのは難しいでしょうから、Vだけでも覚えておけば、早急な救助が必要なことだけは伝えることができます。
もし余裕があれば、救助が来たときには文字を消すか文字の上に横棒を書き加えることで、その後の混乱を防ぐことができるはずです。