自動車の運転中に地震にあったときの対処法を知っていますか?
自動車を運転していて地震に遭ったら
自動車に乗っていて地震を感じるのは、震度5弱だといわれています。室内であればタンスなどの家具が倒れる規模の揺れなので、自動車を運転していれば左右に揺られて真っ直ぐに走行することができなくなります。
一般道と高速道路では被災時の対応が異なりますから、個別にみていくことにしましょう。
一般道で地震に遭ったら
運転中に揺れを感じたらアクセルを緩め、ユックリとブレーキを踏みます。周囲の状況を確認しながら、自動車を左に寄せて停車しエンジンを止めます。
ラジオなどから地震の規模と被害状況を確認し、必要があれば次の手順で車から離れます。海や河川の近くで津波警報が出ていれば、徒歩で避難したほうが確実に安全に避難できます。
- 金品など貴重品を持ち出す
- 車検証を持ち出す
- 自分の名前・連絡先を書いたメモを残す
- サイドブレーキをかける
- ドアロックせず、キーは残しておく
キーを車内に残すことに抵抗がある人も多いでしょうが、その際もドアロックせず押せば移動できるようにしておきます。
高速道路で地震に遭ったら
高速道路で地震に遭ったら、一般道より慎重に行動しましょう。ハザードランプを点灯して何はともありスピードを緩め、ユックリと路肩に停車しエンジンを止めます。ブレーキが間に合わずに後ろから衝突される危険がありますから、後続車にも注意が必要です。
揺れがおさまるまでは車内に残り、気象庁から提供される緊急地震速報をラジオなどで聞き正確な情報を確認しましょう。
震度5弱以上の地震が発生したら高速道路は通行止めになりますから、電光掲示板や係員の誘導に従って行動してください。
地震に気付かず運転を続けるドライバーがいるかも知れませんから、特に車から離れるときは後続車にくれぐれも注意しましょう。
車から離れるときは、
- 金品など貴重品を持ち出す
- 車検証を持ち出す
- 自分の名前・連絡先を書いたメモを残す
- サイドブレーキをかける
- ドアロックせず、キーは残しておく
- 車道や路肩には留まらず、安全な場所に移動する
まとめ
いずれの場合も、徒歩で避難する人の邪魔にならないか、緊急車両の邪魔にならないかが重要です。余震によって自動車が移動しないよう、車内にいるときもサイドブレーキをかけておくと安全です。
車両火災が発生したら周囲の人と協力して初期消火をすることで、被害の拡大を防ぐことができます。ガソリンに対応した携帯用消火器も市販されているので、万が一に備えておくと安心です。