モノレールからの避難方法

モノレールに乗車しているときに、停電などの影響で動かなくなったらどうしたらいいのでしょうか。

monorail

細いレールの上を走るモノレールでは、電車のようにレールに沿って歩いて避難することはできません。モノレールが運行している自治体では、このような場面を想定して避難訓練を実施しています。

多くの自治体では、消防車(はしご車)を利用して乗客を地上まで降ろす方法をとっています。

しかしこの方法は、混乱する状況で複数あるモノレールまでいち早く到着できるのかという課題が残されています。道路は自動車や人で混雑し、到着までに相当な時間を要することは簡単に想像できます。

そこで大阪モノレールでは新しい取り組みとして、脱出シューターを車両に設置しています。簡単に考えると、飛行機から脱出する方法に似ているといえます。

大阪モノレールは一般的に、車両から地上までの高さが15mあります。車両から垂直に筒状のシューターを降ろし、その中を人が落ちていくことになります。とはいってもストンと落ちてしまうと大怪我をすることは確実ですね。

なので、特殊な製法で内部をらせん状にし、人がその中を6回転しながら10秒かけてゆっくりと降りていくことになります。1秒あたり1.5mの速度なので、着地の衝撃で怪我をすることはなさそうです。

外部の救助を待たずに安全な場所まで避難が可能なので、モノレール車内でパニックになってしまう危険もなくなりますし、万が一支柱や接続部に問題が発生したとしても、いち早く避難することができます。