2019年 (平成31年) 3月13日午後1時48分に紀伊水道を震源とする地震が発生し、和歌山県や徳島県などで震度4が観測されました。
地震の概要
この記事を書いている時点では大きな被害は出ていないようですが、引き続きの警戒が必要です。
地震の被害や交通機関絵の影響
建物被害などは確認されていませんが、和歌山県では高齢女性2人が転倒して軽いけがを負っている模様です。津波の発生も、観測されていません。
JRでは阪和線の一部では安全確認のため運転を見合わせるなど混乱がありましたが、間もなく運転が再開されました。乗客乗員にけがなどの被害はありませんでした。
関西空港では被害がなく、平常運行をしているとのことです。
発電所への影響
愛媛県伊方町にある伊方原子力発電所に異常はみられず平常運転をしていると、四国電力が発表しています。
震源地と規模
気象庁の発表によると、震源地は紀伊半島と四国の中間を走る紀伊水道で、震源の深さは約50キロ、地震の規模はマグニチュード(M)5.2でした。
南海トラフとの関連
南海トラフの要因とされるプレート付近ではなく、さらに陸よりのプレートによる地震であるため、ただちに南海トラフ地震が発生するとは考えづらいが、そのの時期が近づいているのではないかと指摘する専門家もいます。(梅田康弘京都大学名誉教授)
まとめ
30年以内に巨大地震が発生する確率が非常に高いといわれている地域で発生した地震ですから、甚大な被害が予想される地域に住まわれている方は、さらに防災意識を高めていただきたいですね。