新型コロナウイルスで確かなこと

新型コロナウイルスが日本で注目され始めて随分と時間が経ちました。ネット社会を象徴するようにデマも散見さますから、現時点で正確な情報をお伝えしていきます。

新型コロナウイルスの正確な情報

2020年1月上旬から日本でも新型コロナウイルスの話題がテレビなどで取り上げられることが多くなり、世界各地をを周遊する客船では大量の感染者が出る事態となってしまいました。それ以外からの経路でも感染者が確認され、日本中に拡大が広がっています。

こんなときに恐ろしいのが、デマの情報です。知識のない人が誤った情報をネット上に流し、鵜呑みにした人が情報を広げてしまう。この連鎖で商品が店頭から姿を消し、必要な人に必要な資材が届かなくなることは一番避けたいことです。

その情報は本当に正確なのか自分自身で確かめることが、混乱を生まず不安はありながらも平穏な毎日を送る鍵になります。

新型コロナウイルスに関する正しい情報

それでは、執筆時点で新型コロナウイルスに関して正しい情報からお伝えしていきます。

マスクは必要か

誰が感染しているのかは専門機関で検査を受けなければ判断できない状況なので、微熱が続くなどの症状がなくても感染していないとは100%言い切れないのが新型コロナウイルスの特徴です。

新型コロナウイルスはインフルエンザと違い、10代から30代の若年層は症状が軽く、感染していても本人はもとより周囲の人も気づかないので、外出し人が集まる閉鎖空間で感染を拡大させていることがわかっています。

WHOでは感染していない人はマスクの必要はないと発表していますが、感染の有無が確認できるまでは、例え感染していないとしても「うつさない、うつらない」の観点からマスクはして外出したほうがよさそうです。

手作りマスクは有効か

ウイルス自体は非常に小さいものですが、閉鎖空間にいない限りはウイルスが長時間浮揚し続けていることはなく、くしゃみや咳の飛沫によって感染することになります。そのため、キッチンペーパーやガーゼを2枚はさんで作った手作りマスクでも飛沫が口や鼻に入らない点では効果が期待できます。

飛沫感染:ウイルスがくしゃみなどによる水滴に付着して感染すること。新型コロナウイルス・インフルエンザなど
空気感染:水分が蒸発しても感染力のあるウイルス単体(飛沫核)が空気中に浮遊して感染すること。結核・はしかなど

新型コロナウイルスは飛沫感染するタイプのウイルスなので、布など水分を吸収するものにつくと水分を奪われて短時間で感染力を失います。しかし、手や机や食器など水分を吸収しないものにつくと感染力を長時間維持します。

マスクは呼吸によって水分を含んでいるので捨てるときも注意が必要です。ビニール袋などに入れ密閉してから処分しましょう。

手洗いや消毒していない手で顔を触ると、その部分で増殖することになりますから、マスクを外すときも充分な注意が必要です。

うがいは効果的か

ウイルスは一般的な家庭用のマスクや手作りマスクを素通りしてしまう大きさなので100%安全とは言い切れません。そのため、こまめなうがいは効果があります。

手洗いは効果的か

手についたウイルスは30秒以上かけて水で洗うことで、ほぼ洗い流されるとされています。30秒というと長いように感じますが、誕生日に歌う「ハッピーバースデイ」が15秒なので2回歌えば30秒になります。子どもでも知っている有名な歌なので、誰でも実践できて便利な方法です。

アルコールが準備できるのであれば、アルコール消毒のほうが効果的です。爪の先から手首まで、両手を消毒しても15秒ほどで終わります。

市販の消毒用アルコールが入手できない時には「エタノール」で代用することができます。エタノール8に対して水2を入れるだけで作ることができます。ただし、手が汚れている時には効果がないため、石鹸で手を洗ってから使ってください。

新型コロナウイルスに関する間違った情報

減菌ガーゼはウイルスに有効

ガーゼの種類は市販されているものならなんでもよく、減菌ガーゼを使っても効果は同じです。減菌ガーゼとは包装前に減菌しているというだけで、菌を減らすのが目的のガーゼではありません

何となく菌を殺してくれるようなイメージのある名称ですが、本来の減菌ガーゼはピンセットでつかみ直接幹部に当てる使い方をします。つまり、手で触った時点で普通のガーゼになってしまうわけです。

お酒は消毒用アルコールの代用になる

同じアルコールだからお酒を使っても一緒だろうと考える人がいるようです。確かに一昔前の映画ではお酒を吹き掛けて消毒するようなシーンもありましたが、お酒には糖分など不純物が含まれているので消毒用にはなりません。

トイレットペーパーが日本からなくなる

テレビ番組が製紙会社にインタビューをして「在庫は充分にあります」と回答をもらっているのに、まだ買い続けている人たちがいるようです。トイレットペーパーが中国製だというのが理由のようですが、普段使っているトイレットペーパーのラベルを見れば日本製だというのはわかるはずです。

目についた情報は正しいものとは限らない

ネットの普及によって様々な情報を目にする機会が増え、情報が入りやすくなっています。しかし、すべての情報が正しいとは限らないので、自分で調べる知恵が必要です。一旦落ち着いて、本当にそんなことがあるのか、その情報は正しいのか、自分で調べ直してみることが大切です。