高潮と高波の違い

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高潮と高波の違い

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天気予報で台風や低気圧が近づくと高潮や高波についての注意が呼びかけられます。高潮と高波は、どんな現象で何が違うのでしょうか。

高潮とはこんな現象

高潮とは名前の通り「潮が高い」、つまり海面全体が通常より高い状態の現象です。

原因は台風など低気圧の接近で海面が上方向に吸い上げられ、強い風による吹き寄せ効果で陸地に到達するためです。一時的な波と違って大量の海水が打ち上げられるため、被害も大きくなりがちです。

1hPa=1cm の変化があると言われてるので、1000hPa と 950hPa では、海面の高さに50cmもの違いがあることになります。

記憶に新しいのは、平成30年(2018年)に関西地方を襲った高潮です。関西国際空港が滑走路も含めて水浸しになってしまい、しばらくの間は空港全体が閉鎖され経済的被害も甚大なものになりました。

また大型船舶が連絡橋に衝突して、車両が片側通行しかできない事態にもなりました。

潮の満ち引きは地球の月によっても変化することはご存じでしょう。この時の月は下弦、つまり満月と新月のちょうど中間に位置していました。満月か新月なら、もっと深刻な被害になっていたことも予想されます。

高波とはこんな現象

高波とは高さのある波が短い周期に押し寄せる現象です。しかし波の周期や高さは一定ではないので、100回に1回程度、非常に高い波になることがあります。

磯釣りをしていた人が高波に飲み込まれる事故を、ニュースで見たこともあるでしょう。低い波だからと安心していると、非常に大きな高波になることがあるので、常に警戒が必要です。

高波=波浪です。天気予報で波浪注意報という言葉を聞いたことはありませんか。これは海上での高波注意報のことになります。

まとめ

高潮と高波は、どちらも大きな被害を引き起こす危険な自然現象です。高潮や高波の基準は地域によって違いますから、台風や低気圧が近づいてきたら、地元の気象庁が発表する情報をこまめにチェックすることが大切です。