長引くかもしれない避難生活では、ガスボンベなどの火力は貴重な資源です。一般的な家庭用のガスボンベなら、強火力で使用すると2時間で使い切ってしまいます。
保温ボックスで資源の節約
火力の使用を最小限に抑えるためにも、調理は保温ボックスを利用しましょう。
調理に使用する鍋は、柄の長いものより両側に小さい取っ手がついているものが便利です。
保温ボックスの作り方
鍋が十分に入る大きさのダンボール箱か発泡スチロールのトロ箱を用意し、新聞紙をクシャクシャに丸めて底に入れておきます。
もし用意できるのなら、バスタオルをその上にかけておきます。
調理方法
食材は一口大に小さく切って、水を適量入れて火にかけ沸騰させます。
沸騰したら調味料を入れて、先ほど用意しておいたダンボール箱に入れます。
鍋をバスタオルで包んでから、丸めた新聞紙で隙間を埋めていきます。
段ボール箱にふたをして、20分待てば食材は柔らかくなり食べごろになっています。
調味料を入れてからじっくりと温度を下げていくことで、調味料がしっかりと食材に染み込むので、弱火でコトコト煮込むより美味しくなってることも。
普段の食事にも利用できるので、調理時間は少しかかりますけど節約にもつながりますよ。
非常食にも使えます
お湯で戻すタイプの非常食も、この保温ボックスに入れていれれば熱さを保つことができます。缶詰やレトルト食品なども、お湯が沸騰した時点で保温ボックスに入れれば余分な燃料を使わずにすみます。