除菌・消毒薬

避難生活が長期にわたると、心配になるのが感染症です。

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長期の避難生活で体調が崩れがちになると、食中毒など感染症の原因にもなります。

身の回りにある細菌

人間の手の表面と皮膚のやや内側にある常在細菌が、外部からの有害な細菌(通過細菌)の繁殖を防いでくれています。石鹸で手を洗うと通過細菌だけが洗い流され、食中毒を予防できるわけです。

ここで注意したいが、清潔なタオルで手を拭くということです。せっかく手を洗ったのに通過細菌がついてタオルで手を拭くと、洗う前の状態に戻ってしまいます。

そこで避難所でできる対策として、除菌・消毒薬をつくっておきましょう。

除菌薬のつくりかた

除菌薬は細菌が繁殖するのを防ぐ目的なので、あまり強いものは必要なく、口に入れても安心なものを利用します。

材料
・2リットルのペットボトル
・水:2リットル
・食酢:50cc
・塩:一つまみ

使い方
材料をペットボトルに入れよく振ります。キャップの中央に小さな穴を開けておけば、軽く押さえるだけで適量を使うことができます。

清潔な布巾でテーブルやお茶碗・お皿を拭いておけば、細菌の繁殖を防ぐことができます。

消毒薬のつくりかた

除菌薬よりは殺菌力が強いので、肌が弱い人は手袋をして使ったほうがいいでしょう。

材料
・2リットルのペットボトル
・水:2リットル
・漂白剤:10cc(キャップ半分弱)

使い方
国立感染症研究所で推奨されている、濃度200ppmの消毒薬です。

嘔吐物や汚物を処理するときは、手袋とともに、飛沫が目や口に入らないようメガネとマスクは必須です。清掃に使った雑巾などは、ビニール袋などに入れ密封します。

嘔吐物などがついた衣服を洗うときは、先にバケツなどで水洗いして有機物を取り除きます。その後、この消毒薬に5分間つけることで、ノロウイルスをほぼ死滅せることができるといわれています。

水洗いで使ったバケツも同様に消毒して、他への感染を防いでください。

細菌やウイルスは一年中います

O157など細菌系による食中毒は気温の高い夏場に、ノロウイルスなどウイルス系によるものは気温が低い冬に多く発生します。

いずれにしても目に見えないものなので、子供やお年寄りのいる場所は特に清潔な環境を整えるようにしましょう。